基本情報
意味
中国の戦国時代、趙の都「邯鄲」、地名
読み方
音読み
書き方
画数ごとの書き順
意味
1
中国の戦国時代に趙の都であった「邯鄲」という地名に用いられる漢字です。
2
一般的に、古代の都市や地域名を示す地名としての用法が主です。
3
漢詩や文学作品においては、歴史的な背景や情感を喚起させる表現として登場することがあります。
4
日本語では、この漢字自体は一般的ではなく、主に地名や歴史的文脈で見られる特異な表現です。
熟語
邯鄲は、中国河北省にある都市の名称であり、かつては都として繁栄した歴史を持つ。また、カンタン科に属する昆虫の名でもあり、山地に生息する細長い体で淡い黄緑色をした虫を指す。雄は「ルルルル」と美しい声で鳴くことで知られ、秋の季節にその音色を響かせる。
「邯鄲師」とは、旅先で宿泊客が眠りに就いている間に、その金品を盗み取る者のことを指す。故事「邯鄲の夢」に由来し、夢見心地の客の隙を狙う様子から、枕辺を漁る盗人、すなわち「枕探し」とも呼ばれる。
邯鄲之夢とは、人生の栄華が儚いことを喩えた四字熟語である。唐代の盧生が邯鄲で道士から枕を借りて仮寝した際、富貴栄華を極める一生を夢に見たという『枕中記』の故事に由来し、現世の栄枯盛衰が夢の如くはかなく虚しいものであることを示す。
邯鄲之歩とは、他人の真似ばかりして自らの本質を見失い、結局は何も得られずに終わる愚かさを喩えた故事成語である。中国の故事に基づき、燕の寿陵の少年が趙の都・邯鄲の優雅な歩き方を学ぼうとしたが、会得できぬうちに帰郷し、結局は邯鄲の歩き方も覚えられず、かえって自分本来の歩き方まで忘れて這うしかなくなったという逸話に由来する。