漢字「若」について

漢字「若」の画数・部首・書き順・読み方・意味など

「若」の読み・画数・部首の基本情報

部首 くさ・くさかんむり(艸 艹)
画数 8画
音読み ジャク ニャク ニャ
訓読み わか(い) も(しくは) ごと(し) し(く) なんじ も(し)
漢検 5級
学年 小学校6年生
種別 教育漢字常用漢字
JIS級別 JIS第1水準

「若」の書き順(画数)

「若」の書き順(画数)

「若」の意味

漢字「若」の意味: 1. **なんじ** - 二人称の代名詞で、主に相手を指す言葉。 2. **おまえ** - 親しい関係やカジュアルな場面で使われる二人称。 3. **したがう** - 何かに従う、または同じ方向に進むこと。 4. **このような** - 特定の例を挙げて、その様子や状態を示す。 5. **かくのごとき** - そのようなもの、またはそのような状態を指す表現。 6. **かくのごとし** - 「~のようである」という比喩的な意味で使われる。 7. **えらぶ** - 選択する、または選ぶ行為を表す。 8. **いくらか** - いくらかの数量を示唆する表現で、あまり多くはないことを示す。 9. **いくつか** - 複数の物や事象を指し、明確な数を示さない表現。 10. **いくばく** - 「いくら」や「どのくらい」といった、数量を尋ねる疑問詞。 11. **すこし** - 小さい或いは少量であること。 12. **例:若干** - 「わかん」と読み、数量や質の少しを指す語。 13. **「もし」と読む** - 条件を示す場合、「もし~ならば」という言い回しとして使用。 14. **「もしくは」と読む** - 「あるいは」「または」という選択肢を提示する。 15. **「ごとし」と読む** - 「~のようである」という比喩的な表現。 16. **「かくのごとし」と読む** - 「このようである」や「このように」という意味合い。 17. **「~のごときは」と読む** - 例を挙げる際に「たとえば~は」や「~などは」の意。 18. **「しく」と読む** - 「同等である」という意味で、比較や対比を表す。 19. **「不若」とは「しかず」と読む** - 比較して優劣を判断する意を持つ。 20. **「何若」「若何」** - 「いかん」や「いかんせん」と読み、疑問の意を表す。 21. **ほしくさ** - 特定の草や植物を指す言葉。 22. **梵語の音訳に用いる字** - 他言語の音を表すために当てられる漢字。 23. **わかい** - 若さや未熟さを示す形容詞で、年齢が若いことを表す。 24. **おさない** - 幼い、または未だ成長していないことを意味する形容詞。 これらの意味は、漢字「若」に関する多様な用法や文脈を示しており、古典文学から現代の日本語において広く使用されています。

「若」を含む言葉

  • 自若(ジジャク)
  • 若年(ジャクネン)
  • 若輩(ジャクハイ)
  • 若干(ジャッカン)
  • 若朽(ジャッキュウ)
  • 若宮(わかみや)
  • 若干(そこばく)
  • 若布(わかめ)
  • 若気(わかゲ)
  • 若人(わこうど)
  • 若衆(わかシュ)
  • 若僧(わかゾウ)
  • 若手(わかて)
  • 若水(わかみず)
  • 若子(わこ)
  • 若狭(わかさ)
  • 般若(ハンニャ)
  • 練若(レンニャ)
  • 杜若(かきつばた)
  • 若菰(わかごも)
  • 若鷺(わかさぎ)
  • 瞠若(ドウジャク)

「若」を含む四字熟語

  • 貴賤老若(きせんろうにゃく)
  • 鷹揚自若(おうようじじゃく)
  • 老若男女(ろうにゃくなんにょ)
  • 老若貴賤(ろうにゃくきせん)
  • 旁若無人(ぼうじゃくぶじん)
  • 泰然自若(たいぜんじじゃく)
  • 大巧若拙(たいこうじゃくせつ)
  • 神色自若(しんしょくじじゃく)
  • 言笑自若(げんしょうじじゃく)

「若」を含む名字(苗字)

  • 浅若(あさわか)
  • 朝若(あさわか)
  • 麻若(あさわか)
  • 荒若(あらわか)
  • 有若(ありわか)
  • 東若(ありわか,とうわか)
  • 東若(ありわか,とうわか)
  • 石若(いしわか)
  • 稲若(いなわか)
  • 今若(いまわか)
  • 井若(いわか)
  • 牛若(うしわか)
  • 丑若(うしわか)
  • 梅若(うめわか)
  • 尾若(おわか)
  • 杜若(かきつばた)
  • 兼若(かねわか)
  • 金若(かねわか)
  • 亀若(かめわか)
  • 菊若(きくわか)
  • 木若(きわか)
  • 倉若(くらわか)
  • 栗若(くりわか)
  • 駒若(こまわか)
  • 小若(こわか)
  • 子若女(こわかめ)
  • 小若女(こわかめ)
  • 宰若(さいわか)
  • 猿若(さるわか)
  • 重若(しげわか)

「若」を含む名前

  • 瑚芦若(ころも)
  • 咲若(さわ)
  • 紗若(さわか)
  • 三若(さんじゃく)
  • 千代若(ちよわか)
  • 若希(なおき)
  • 春若(はるわか)
  • 福若(ふくわか)
  • 穂若(ほわか)
  • 若粉(もこ)
  • 若楓(わか)
  • 若衣(わかい)
  • 若恵(わかえ)
  • 若生(わかお)
  • 若結(わかお)
  • 若樹(わかき,わかぎ)
  • 若木(わかぎ)
  • 若佳子(わかこ)
  • 若子(わかこ)
  • 若歌子(わかこ)
  • 若狭(わかさ)
  • 若佐(わかさ)
  • 若咲(わかさ)
  • 若沙(わかさ)
  • 若砂(わかさ)
  • 若紗(わかさ)
  • 若志(わかし)
  • 若路(わかじ)
  • 若人(わかと)
  • 若都(わかと)

「若」を含む人名

  • 愛護若(あいごのわか)
  • 愛若(あいわか)
  • 粟若子(あわの わくご)
  • 伊藤若冲(いとう じゃくちゅう)
  • 稲生若水(いのう じゃくすい)
  • 今若(いまわか)
  • 入江若水(いりえ じゃくすい)
  • 魚本義若(うおもと よしわか)
  • 梅若新太郎(うめわか しんたろう)
  • 梅若寸来(うめわか すんらい)
  • 梅若猶義(うめわか なおよし)
  • 梅若雅俊(うめわか まさとし)
  • 梅若恭行(うめわか やすゆき)
  • 大若子命(おおわくごのみこと)
  • 乙若子命(おとわくごのみこと)
  • 小山若犬丸(おやま わかいぬまる)
  • 郭沫若(かく まつじゃく)
  • 春日千千速真若比売(かすがのちちはやまわかひめ)
  • 金刺舎人若嶋(かなさしのとねりの わかしま)
  • 兼若(かねわか)
  • 河村若元(かわむら じゃくげん)
  • 河村若芝(かわむらじゃくし)
  • 紀若子(きの わかこ)
  • 木村若衛(きむら わかえ)
  • 木村若友(きむら わかとも)
  • 京山幸枝若(きょうやま こうしわか)
  • 京山若丸(きょうやま わかまる)
  • 久米若売(くめの わかめ)
  • 久米若子(くめの わくご)
  • 具志頭文若(ぐしちゃん ぶんじゃく)

「若」を含む地名

  • 芥見大般若(あくたみだいはんにゃ)
  • 安心院町若林(あじむまちわかばやし)
  • 荒井町若宮町(あらいちょうわかみやまち)
  • 胆沢区若柳(いさわくわかやなぎ)
  • 犬若(いぬわか)
  • 遠若町(えんじゃくちょう)
  • 追分若草(おいわけわかくさ)
  • 大草町若尾(おおくさまちわかお)
  • 大曲若葉町(おおまがりわかばちょう)
  • 大屋町若杉(おおやちょうわかす)
  • 奥若山(おくわかやま)
  • 小郡若草町(おごおりわかくさまち)
  • 尾崎町若竹(おさきちょうわかたけ)
  • 若木(おさなぎ)
  • 若木一条通り(おさなぎ1じょうどおり)
  • 若木二条通り(おさなぎ2じょうどおり)
  • 若木三条通り(おさなぎ3じょうどおり)
  • 若木四条通り(おさなぎ4じょうどおり)
  • 若木五条通り(おさなぎ5じょうどおり)
  • 若木大通り(おさなぎおおどおり)
  • 若木小路(おさなぎこうじ)
  • 若木通り(おさなぎどおり)
  • 乙川若宮町(おつかわわかみやちょう)
  • 音別町若草(おんべつちょうわかくさ)
  • 香住区若松(かすみくわかまつ)
  • 神若通(かみわかどおり)
  • 上若松町(かみわかまつまち)
  • 上若宮町(かみわかみやちょう)
  • 川内町平石若松(かわうちちょうひらいしわかまつ)
  • 川内町平石若宮(かわうちちょうひらいしわかみや)

「若」を含む故事・ことわざ

  • 子を知ること父に若くはなし(こをしることちちにしくはなし)
  • 駟の隙を過ぐるが若し(しのげきをすぐるがごとし)
  • いずれ菖蒲か杜若(いずれあやめかかきつばた)
  • 若木の下で笠を脱げ(わかぎのしたでかさをぬげ)
  • 若木に腰掛けな(わかぎにこしかけな)
  • 若い時は二度ない(わかいときはにどない)
  • 若い時の苦労は買うてもせよ(わかいときのくろうはこうてもせよ)
  • 若い時旅をせねば老いての物語がない(わかいときたびをせねばおいてのものがたりがない)
  • 矯めるなら若木のうち(ためるならわかぎのうち)
漢字「若」の意味: 1. したがう。何かに従って行動することを指す。 例文:彼は上司の指示に若し、すぐに作業を始めた。 2. なんじ。相手を指す言葉。「君」や「お前」などの意味で使われる。 例文:若、君は何を考えているのか? 3. しく。ある基準に合っていること、または、その状態にあることを表す。 例文:彼は若き者しく、精神的にも成長している。 4. 匹敵する。同等である。 例文:彼の才能は若に匹敵する者はいないだろう。 5. ごとし。「〜のようだ」の意で比較を表す助字。 例文:彼女の歌声は天使若のごとし、とても美しい。 6. いかん。いかんせん。状態・方法を問う。 例文:この問題はいかんすれば解決できるだろうか? 7. もし。「もし〜ならば」の意で、仮定を表す助字。 例文:若、君が来るのなら、私は待っている。 8. もしくは。または。あるいは。 例文:彼は来年、大学に進学する若は、就職するかもしれない。 9. 形容の語に添える助字。 例文:あの山は若美しいだ。 10. 梵語の音訳字。主に仏教に関連する文献に使われる。 例文:若の概念は仏教において重要な位置を占める。 11. わかい。年がわかい。主に年齢に関連する表現。 例文:彼はまだ若いので、たくさんの可能性を秘めている。
「若」の書き方
「若」の書き順アニメーション
「若」についての総括
「若」は、部首は艸 艹部に属し、画数は8画です。読み方には、ジャク,ニャク,ニャ,わか(い),も(しくは),ごと(し),し(く),なんじ,も(し)などがあります。「若」という漢字は、さまざまな文脈で広範に利用されています。例えば、身体が若々しく柔軟であることを示す際には、「彼の身体は若々しく、順調に回復している」というように使われます。また、「若草」や「若葉」のように、草や葉が新鮮で柔らかい状態を表す単語にも使われます。一方で、「若し」という形では「もし」を意味し、仮定や条件を示す際に使用されます。例えば、「若し彼が来なかったら、私たちは始めるべきだ」というように用いられます。また、「若干」や「若数」のように使われる場合、それほど多くない数を示します。「若干名」などの表現は、具体的な数を示さずに「少し」や「いくらか」を意味します。さらに、「若」は仏教の尊称や敬称としても使用されます。ここでの「若」は、梵語の「ボンゴ」から由来し、多くの迷妄を除き悟りを開いた最上の知恵を指します。一方で、「若輩者」や「若造」などの表現では、未熟さや経験不足を意味します。このように、「若」という漢字には多様な意味があり、そのコンテクストに応じて異なる解釈が求められます。この多様性こそが「若」という漢字の魅力であり、文脈に応じて適切な意味を理解することが重要です。